「国際バカロレア教育 地域セミナー in 中国地方」に卒業生が登壇

先月の9月28日（土）に実施された「国際バカロレア教育 地域セミナー in 中国地方」におけるパネルディスカッションにて、本校38期生で広島大学医学部医学科に在籍する松浦宝さんがご登壇くださいました。

松浦さんは、大学でさまざまな知識を身につける中で、「その知識の前提はどのようになっているのか」「なぜその主張が正しいのか」などを確認しながら、学業に励んでいるというお話をされました。こうした批判的な思考や姿勢を養うきっかけとなったのは、高校時代に受講したIBのコア科目である知の理論（TOK）における教員とのやり取りだったそうです。

TOKでは、自分自身の論理で自らの結論に至ることが求められます。常に「他にどのような説明や解釈があり得るのか」を考えながら、自分の意見を深めていく中で、松浦さんは批判的かつ多角的に物事を考える力を身につけたとのことです。
この時間は、IB生の可能性を存分に感じさせる素晴らしいひとときとなりました。